知っておいて欲しい知識05 – 産後骨盤ケア

産後骨盤をケアするポイント

妊娠・出産を経たママの骨盤は広がり、骨と骨をつなぐ靭帯はホルモンにより最大限緩んでしまいます。お産を終えた体は徐々に回復するのですが、ゆるんだ筋肉や靭帯も同時に縮んでいきます。しかし、一度広がった骨盤は自力で元の位置までは戻ってこれません。

産後、骨盤ケアをしてあげることで骨盤を元の位置へと戻します。整えられた骨盤について筋肉や靭帯も元に戻ってくるのです。骨盤のケアを怠ると、骨盤は開いたまま固まってしまい、様々な不調をもたらします。そんなことで悩まされることのない毎日にしていきましょう。

骨盤の左右のバランス

産後の骨盤ケアで重要なポイントは左右の骨盤を均等に整えることです。骨盤は歩行などによる下からの衝撃を受け止める役割や上半身を支え体のバランスを支える重要な部位です。その骨盤のバランスが崩れていると日を追うごとに体に大きく影響してくるでしょう。

そのためにも、大腿骨にある大転子のラインを締める必要があります。また、骨盤底筋も鍛える必要があり、骨盤底筋のトレーニングは産後できるだけ早めに始めることをおすすめします。

骨盤周りの筋肉を緩める骨盤ケア

左右の骨盤を均等に

産後、腰痛をはじめとした体の痛みの原因は骨盤周りの筋肉が緊張して固くなり、骨盤や股関節がスムーズにうこかなくなることに原因があります。女性の骨盤は本来、周期的に閉じたり開いたりを繰り返しています。その動きが悪くなる、またはスムーズにいかなくなることで、腰痛の原因になったり、自律神経の乱れ・産後生理不順・尿もれ・疲れ・浮腫などのトラブルを引き起こします。

また、産後の育児で体勢を維持したままの状態が続きがちになります。赤ちゃんが寝るまで長時間抱っこしたり、座りっぱなし立ちっぱなしの時間が長くなったりと、筋肉が固まってしまう原因はたくさんあります。

そこで、筋肉をゆるめてから骨盤を正しい位置に矯正することで、スムーズに開閉できる骨盤になるのです。そうすると、産後広がった骨盤に降りてきていた内臓が元の位置に戻っていき、圧迫された神経や血管・リンパが解放されて体のめぐりがよくなります。

代謝も上がり、ホルモンバランスも整えることができるので、心の安定のためにも骨盤ケアはしてあげるといいでしょう。

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